2019年10月26日

中村の独り言。その15

・はり、きゅうって、何に効くの? 

 

「痛みによく効くから!」「薬が身体に合わないから・・・。」

「健康に良さそうだから。」「体の調子が良くなるから鍼灸院に通っています!」

 

鍼灸治療の効果がある症状の代表は、運動器系、神経系の症状ですが、温故療院はそれだけではなく、治りにくい慢性の内科や婦人科系の症状の方も来院されます。
WHO(世界保健機関)も鍼の効果に着目していて、頭痛、腰痛、関節症、更年期症状などに鍼が効果的だという研究も多くみられます。

 

 はりの治効メカニズムについてはいろいろな研究が進んで来ていますが、ここでは東洋医学の考え方と、はり施術についてお話します。

東洋医学は、人の体を全体としてとらえ、全人的に治療しようとする考え方です。

「身体をパーツでなく全体を治す。」この考え方に基づいて、経絡や人の体に経穴(ツボ)に、はりやきゅうを用いて刺激を与え、自分の体に備わっている自然治癒力を高める治療です。

自立神経を通して体全体のバランスを整え、身体自身が健康な状態に戻ろうとする力を利用する考え方の医療と言えます。

 

だから、健康維持増進にも役立つのですね。

「健康に良さそうだから、鍼灸院に通っています!」

 こんな意見も正しいのです。

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