2019年12月18日
中村の独り言。その17
はり、きゅう施術の診察方法
体の不調感はどのように発生するのか?、東洋医学では、以下の様に考えています。
雨・風・寒さ・湿気などの自然の変動影響によるものを外因 (がいいん)と、嬉しい・悲しい・怒る・驚く・恐れる・憂い等の感情の変化による影響を内因(ないいん)と分けて、外や内からのストレスが人間の体の自然治癒力を弱めバランスを崩し身体の不調として色々な症状を現すと考えています。
体のバランスが崩れてくると体の表面にあるツボに、圧痛・硬結・冷え・熱感等の反応として現れると言われ、その異常を、脈をみたり、顔色を見たり、お話を聞いたりし、それらを総合的にとらえた東洋医学的な見方(五臓六腑の肝・心・脾・肺・腎・胆・小腸・胃・大腸・膀胱の調子)で、バランスの崩れを見つけていきます。
バランスの崩れた五臓六腑に反応し調整するツボへ、はりやきゅうを用いて体表反射を介し自律神経等を刺激し、自然治癒力を活性化させて体調不良を治し、あらわれた症状を取り除いていくものと考えられています。
はりやきゅう治療は、自身の自然治癒力を高める治療法のひとつとされ、副作用の無い優しい治療法として長い歴史を持って今に続いています。