2019年02月2日

夏の疲れをとる、心地よい秋の迎え方

まだ残暑厳しい中、皆さんいかがお過ごしですか?これから秋になっていくという9月…今回は夏から秋にかけての東洋医学的な過ごし方についてお話ししていきたいと思います。

東洋医学では、身体を動かす原動力となるものを『陽気』と言います。夏はこの陽気が強くなり、身体に熱が発生しやすくなります。適度な運動をし、発汗して熱を外に出さなければなりません。これができないと熱は身体にこもり、冷房や冷飲を好むようになって下痢をします。それが秋まで続けば熱が肺を乾燥させ、乾いた咳が出るようになり、肌荒れの原因にもなります。火照った身体を冷まし、旬の物を食べてお腹(消化器官)を温めることが大切です。夏の旬は、野菜であればナス、ゴーヤ、トマト。果物であればバナナ、すいか、マンゴー、等です。秋には銀杏や梨等の秋の旬を食べましょう。梨は漢方にもよく使われ、これらは肺を潤す作用があります。五臓六腑で秋に最もよく働くのは肺ですが、乾燥に最も弱いのも肺です。夏は運動をして熱を残さないようにし、秋は体力温存。徐々に運動量を減らしていきましょう。運動・食養生は今からでも大丈夫です。季節の流れと身体をうまく合わせ、その季節に合った生活をすることが健康につながっていくのです。

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